第5話 すみれもさくらも知らないカード


「あれ?」
あたしはまっしろな部屋にいる。部屋にはベッドがひとつ。
「龍平?」
ベッドに寝ているのは龍平だった。
肩で息をしている。苦しいはずなんだけど、龍平の表情は不思議に安らかだ。
「どうしたの龍平?どこか悪いの?」
龍平の口元が動く。え?聞こえないよ?
なにか言っているようだ。でも、でも・・・
「龍平、龍平ったら。ママ、このまま龍平」


ピピピピピ・・・
「あふぅ。朝か。あれ?」
「どないしたんや、すみれ?なにか悪い夢でも見たんか?うなされてたで」
ケロちゃんが、心配そうな顔で、あたしをのぞきこんでいた。
「う〜ん。よく覚えていないけど、何か聞いていたような・・・」
「前にも、うなされとったことあったな。同じ夢か?」
「よくわかんない」
「そうか。まぁ、忘れてしもうたらしょうがない。ちゃちゃっと起きて学校行こか」
「うん」

あたしは、龍平を起こすと、ダイニングに降りていった。
おそよー君は、まだ眠そうだ。
「おはよう、ママ。あれ?」
あたしは、テーブルの上を見て、ちょっとびっくりした。
「どうした、すみれ?」
そんなあたしに気づいてか、パパが声をかけた。
「あ、おはよう、パパ。けさはお粥じゃないんだ」
パパがいる時は、木之本家の朝ご飯は中国式になる。でも、今日のは
「ベーコンエッグに、ハッシュドポテトに・・・どうして?」
「おそよー君のためよ。はい」
ママが龍平に袋を渡した。
「ありがとう、ママ。これで、モザイクが作れるよ」
そうか、龍平のクラスでは卵のカラを使ったモザイク画を作るんだ。
そういえば、きのうの晩ご飯は、かに玉だったんだよね。
「いやぁ、さくらも母親やなぁ。龍平のため思うて献立を考えるなんて」
ケロちゃんがちょっとからかったように言う。
「どういたしまして。さぁ、ふたりとも朝ご飯にしましょう」
「はあい」

「おはよう、知美ちゃん」
「おはようございます。すみれちゃん」
「知美ちゃん、今日の日直だっただよね」
「ええ。実は、すみれちゃん、ちょっと見ていただきたい物が」
「なに?」
「これですの」
知美ちゃんがあたしに見せたのは、試験管だった。
「これって、試験管だよね。これが、なにか?」
「少しおかしいですの。この試験管は、昨日の理科の実験で
落として割れたものなんですの」
「ええ!?」
「きのう、理科室のすみにまとめておいてままで、捨てるのを
忘れていましたの。それを今朝思い出して、捨てに行こうとしましたら」
「・・・元に戻っていた」
「そうゆうわけですの」
でも、一見して普通の試験管だ。あたしは、もう一度よく見てみた。
「!」
「なにかわかりましたの?」

「これ、バラバラの破片がきれいにつなぎ直されている・・・」
「まぁ。わたしには、新品の試験管にしか見えませんが」
「ううん。つなぎめが見えるよ。接着剤みたいなもので、ガラスが
全部きれいにつなげられているんだ」
「つなぎめなんて、わたしにはやっぱり見えませんわ。すみれちゃんの
おっしゃる通りなら、これを直した人は、お米に写経をされるような方かと」
「あ・・」
あたしは固まった。写経なんて言葉、こんな時にどうして出てくるんだろう。
そして、試験管のつなぎめを指でなぞってみた。
「かすかだけど、魔力の気配がする。それで、知美ちゃんには見えないんだ」
「まぁ、だとすれば、これはひょっとして」
「クロウ・カード?」
「だとすれば、カードキャプターの出番ですわね。ああ、また
すみれちゃんとさくらさんに、バトルコスチュームを着ていただける。
幸せですわ〜」
「知美ちゃん・・・」
あたしの頭に、おっきな汗が浮いた。

「木之本さん、大道寺さん、朝のホームルームが始まるよ」
「う、うん」
あたしたちは、席に着いた。

「おはようございます」
「おはようございます。えっと、今日は突然ですけど、転校生の紹介をします」
神宮司先生が、廊下に向かって声をかけた。
「お入りなさい」
男の子だ。先生の隣に並んだ。ホワイトボードに名前を書く。
「衛(ウェイ)エドワード君です。イギリスから、おばあさんのお仕事の
都合で友枝町にやってきたの。みんな、仲良くしてあげてね」
「はーい」
衛君の自己紹介が終わると、先生が言った。
「衛君の席は、木之本さんの後ろが空いているわね」
「はい」
彼が、あたしの方に近づいてくる。
「はじめまして。衛エドワードです」
「はじめまして。木之本すみれです。ほえ?」
なんだろう・・・この感じ・・・どこかで・・・

「何、ふたりで見つめあってるの?ひょっとして、運命の出会いってやつ?」
「先生、ひどいですぅ。そんなんじゃありません!」
まわりがどっと笑う。
「冗談よ。さあ、授業を始めましょう」


放課後になった。
衛(ウェイ)君も、今日1日でクラスの男の子達と仲良くなったようだ。
「木之本さん」
「なに?、衛君」
「木之本さん、中国拳法のクラブに入っているんだって?
ぼくも少しやっているんだけど・・・」
「そうなんだ。少しってどのくらい?
中国拳法って言ったって、公園でやってる太極拳みたいな表演ばっかりだよ」
「でも、一度見てみたいな」
「ちょうど、これから行くところだよ。一緒に行く?」
「よかった」

あたし達は練習場に着いた。
「あ、小見(おみ)先生」
「おう、木之本か。その子は、見掛けない顔だけど?」
「あ、今日、転校してきた衛(ウェイ)エドワード君です。
中国拳法をやっているというので、クラブに連れてきたんです。
衛君、こちらが中国拳法部の顧問の小見先生だよ」
「はじめまして。衛エドワードです」
「じゃあ、あたし、練習服に着替えるから。ちょっと待っててね」

部員が揃った。先生の指示で、ウォーミングアップをした後、型をこなしていく。
このクラブでは、組み手はめったにしない。先生も、もともと専門ではないし、
あたしも、パパに稽古をつけてもらうことのほうが多い。
でも、精神を集中して表演していくのは、気持ちがいい。

「よーし、やめ!衛(ウェイ)、さっきから見ていたけど、かなりできるようだな」
「いえ、大したことないです」
「どうだ、ここで木之本と組み手してみないか。木之本は強いぞ。
顧問の俺も勝てない事があるからな」
「先生」
あたしは、衛君の方を見た。
「いいですよ。やってみます」
衛君が答えた。
「よろしくお願いします。木之本さん」

「それでは、始め!」
あたし達は、構えた。
(・・・強い)
衛君の構えと気からわかる。パパと同じぐらい強い。
「ハ!」
先に動いたのは衛君だった。正確な動きだ。南派の方だろうか。
あたしの化勁では流しきれない。だんだん、あたしは追いつめられていた。
「!」
足元がおかしい。なんか、靴の裏が糊かなにかでひっついたみたいだ。
体勢がくずれる。
「キャッ!」
あたしは、叫んでいた。
「大丈夫?」
衛君が、あたしの腕をつかんでくれた。
「あ、ありがとう。転ばないですんだよ」

「すごいな、衛。どうだ、少し休んだら、次は先生とやらないか?」
「はい、ぜひお願いします」
「衛君、ちょっと」
あたしは、衛君の耳元でささやいた。
「先生、本気になるとちょっとやっかいだから気を付けてね」
「強いのか?」
「ううん、あたしよりも弱いくらい。でも、もともと別の格闘技が
専門だったから、追いつめられると、そっちの技が出るの」
「何の格闘技?」
「超人プロレス」

その日の夕方、あたしはママと一緒に晩ご飯の準備をしていた。
「で、先生とその子、どちらが勝ったの?」
「先生。最後には、あたしがカウントをとっちゃった」
「カウントって、中国拳法でしょう?」
「だって、小見先生、興奮しちゃって
『木之本、カウントとってくれ!』って言うんだもの。
でも、あれは衛君の方が、わざと負けてあげたんだと思う。
衛君、パパや苺鈴おばさんと同じぐらい強いんだもん」
「初めてだよね」
「何が?」
「すみれちゃんが、クラスの男の子の話をしてくれること」
「そ、そっかなぁ」
「ほら、エビの背わたはちゃんと取ってね。残っていると苦いんだから」
「はーい。ママ」
今日の献立はエビフライ。ママの大好物だ。もちろん、あたしも大好き。

「すみれ、さくら、ちょっとこれ見てくれへんか?」
その時、ケロちゃんの声がした。

ケロちゃんが2階から降りてきた。両手に抱えているのは
「それって、卵だよね。どうかしたの?」
「ただの卵やあらへん。すみれ、ちょっと手にとってみぃ」
「うん」
あたしは、手を洗うと、ケロちゃんから卵を受け取った。
「これって・・・軽い」
「そや。中身が空っぽの卵や」
「でも、ケロちゃん、見た目は普通の・・・!もしかして!」
あたしは、卵の表面を見直してみた。
「これ、けさの試験管とおんなじだ!ばらばらに割れたカラがきれいに
つなぎなおされてる!」
「試験管って?」
ママとケロちゃんが同時に聞き返す。あたしは、今朝、知美ちゃんが
見せてくれた試験管のことを、ふたりに話した。
「確かに、魔力を感じるわね。ケロちゃん、この卵はどこから?」
「さくら、今日の朝、モザイク用にって龍平に卵のカラを
ぎょうさん渡したやろ。あの卵や。袋に入っとったから、いつこうなったんか
よくわからんけど、授業になって袋空けたら、きれいに直っていたんだと」
「え〜!」

ケロちゃんは話を続けた。
「龍平も魔力を持っとる。卵がこうなったんは魔力のせいやとすぐに気がついた。
それで、ひとつだけは授業で使わずに、わいのところに持ってきたんや」
「で、龍くんは?」
ママがケロちゃんに尋ねた。
「今、宿題中や。あーゆー生真面目なところは、小僧に似たみたいやな」
「それにしても、これはやっぱりクロウ・カードのしわざ・・・」
あたしの言葉に、ケロちゃんは腕組みしながら答えた。
「かもしれん。魔力の気配は、確かにクロウのもんや」
「かもしれないって?」
「こないなことするカード、思いつかんのや。わいは、それが気になってな」
ママが口を開いた。
「とにかく、クロウ・カードの可能性があるってことは」
ケロちゃんは、あたしとママを見た。
「カードキャプターの出番やな」
「うん!」

晩ご飯を食べ、後片付けをすますと、あたしとママ、ケロちゃんは
セグウェイに乗って友枝小学校に向かった。
ママはカードを集めていた頃の姿になっている。
「やっぱり、ふたり乗りは良くないよぉ」
「でも、女の子用を2台買うわけにいかないのよね・・・」
いつも、ふたり乗りはだめだよって言っているママも、この時ばかりは
はっきりしない。
その時、道の反対側から1台のセグウェイが向かってきた。
「ケロちゃん」
「おう」
飛んでいたケロちゃんは、あたしの肩にちょこんと降りて、
ロボペ(ロボットペット)のふりをした。
「あ、衛(ウェイ)君」
「こんばんは。木之本さん。あれ?日本では、ふたり乗りしててもいいの?」
「え、えぇ、まぁ。良くはないんだけど。いろいろあってね」
「ふーん。で、隣の女の子は誰なの」
「うん。紹介するね・・・ΩΨ※!」
あたしは、ママですって言いそうになって、あわててしまった。
どうしよう。そんなことを言うわけにいかないよ!

「はじめまして。すみれちゃんのいとこの木之本かすみです」
あわてているあたしの横から、ママが衛(ウェイ)君にあいさつをした。
そうか、その手があったんだね。
「は、はじめまして。衛エドワードです」
衛君もあいさつした。
「あ、すみれちゃんに聞いているよ。イギリスから転校してきたんだって?」
「ええ、まぁ」
衛君の様子が少しおかしい。ちょっと顔が赤くなっている。
「中国拳法強いんだって?すごーい」
「う、うん。じゃあ、ぼく、これからコンビニに行くところだから。
ふ、ふたりとも、がんばってね」
ピュー!(←衛のセグウェイが走り去る様子)
「ほえ?」
ママはあっけにとられていた。
「セグウェイって、あんなに速かったっけ?」
「・・・わかんない」
わかんないけど、あたしは、ちょっぴりおもしろくなかった。

「まぁ、まぁ、まぁ!」
そんな3人を、望遠レンズと望遠マイクでとらえていたのは、もちろん、
知美であった。友枝小の前でさくら達を待っている間、なにげに
テストしたビデオカメラで3人を見つけたのだった。
「これは、お約束な展開ですわ〜!」

「やっぱり、こうなるのね」
あたしとママは、バトルコスチュームに着替えると、ハモって言った。
「知美に知られたら、こうなるんはわかりきったことやないか」
そんなケロちゃんも、知美ちゃんの用意してくれたバトルコスチュームを
着て、カメラの前でポーズを決めている。
「どや?かっこええやろ」

あたしたちは、友枝小に入っていく。
「ケロちゃん、こっちの方から、クロウ・カードの気配がする!」
あたしたちは走った。龍平のクラスの方だ。
「え〜!?」
あたしたちは、教室に入ってびっくりした。
「モザイクのカラが、みんな卵に戻っている!」
「きれいですわ・・・」
知美ちゃんががつぶやいた。
クラスの子たちが、バラバラにしたカラに塗った色をそのままに
卵に戻っているのだから、ちょっとした芸術品だ。
その時、外から聞きなれない音がした。
「今度は校庭ね!」

あたしたちは、校庭に駆け出した。
「こっちや!」
ケロちゃんの後を追う。
「え〜!あれ何!」
あたしはびっくりした。
「ス、スライムみたい・・・」
ママも言葉が続かない。スライムみたいな物体が、木にまとわりついて
葉っぱをむしって、固めている。
「と、とにかく、このカードは、細かいもんを糊か膠みたいなもんで
固めたがるようやな・・・あわわ、こっちに来よったで!」
「キャー!」
「フライ!」
ママとケロちゃんは、空を飛んだ。あたしと知美ちゃんは、走って逃げた。
「すみれ!」
「すみれちゃん!」
あたしたちは、スライムに追いつかれそうになった。
「ほえ〜!」
「シールド!」
スライムは、シールドのカードで弾き返された。
「ありがとう、ママ!」
「今よ、すみれちゃん!フライのカードで空にあがって!」
「うん!」

「光の力を秘めし鍵よ。真の姿を我の前に示せ。契約の下、すみれが命じる」
「封印解除(レリーズ)!」
あたしは、封印の杖を手にすると、フライのカードさんを取り出した。
「クロウの創りしカードよ。我が鍵に力を貸せ。
カードに宿りし魔力を、この鍵に移し、我に力を!フライ!」
「知美ちゃん、乗って!」
あたしのフライさんは、ママのと違って杖に羽を生やすタイプだ。
知美ちゃんを乗せると、あたしはママのそばまで飛んでいった。
「大丈夫?すみれちゃん」
「うん、ありがとう、ママ」
「知美ちゃんも大丈夫?」
「大丈夫ですわ。それに、今、すみれちゃんの決めポーズを撮影できて
超絶幸せですわ〜」
「・・・知美ちゃん・・・」
あたしたちは、空の上で固まった。

スライムは、また葉っぱを固め出している。
「あのスライム、空までやって来れんみたいやな。さくら、今のうちに
スライムの動きを止めるんや」
「うん」
ママは、ウィンディのカードさんを取り出した。
「風よ、戒めの鎖となれ!ウィンディ!」

「あ、あかん」
ウィンディでは、スライムは捕らえられなかった。
逆に、スライムに固められそうになってしまったぐらいだ。
「ウォーティほどやないけど、あーゆー形がはっきりしないカードは
ほんま、やっかいや」
ケロちゃんが考え込んでいる。
「ママ、あれ見て!」
スライムは、木の葉っぱをぜんぶくっつけてしまった。おっきなミノムシ
みたいなものが、校庭をころがってゆく。
スライムは、今度は走り幅跳び用の砂場に移動して、砂の粒を固め出した。
「ほんま、このカードは細かいもんをくっつけるの好きやな。きりないわ〜」
「きりが無いといえば、なにかが沸いて出てくるようなものなら、
大丈夫なんでしょうか」
知美ちゃんがつぶやいた。
「そうだ、それだよ!知美ちゃん!
ママ、あのカードを使えば封印できるかも!」

「バブル!」
ママはスライムにバブルのカードさんを使った。
スライムは、湧き出てくるバブルを固めようとする。
けど、バブルははじけてしまって固められないし、
その一方で、次から次へと新しいバブルが湧いてくる。
それでも、スライムは必死になってバブルと格闘している。
「うまい!スライムが弱ってきとるでぇ!」
「今よ、すみれちゃん!」
「うん!」
あたしは、校庭に降りるとスライムに近づいた。
「汝のあるべき姿に戻れ!クロウ・カード!」
スライムは光に包まれると、カードになってあたしの手に滑り込んできた。
「やったぁ!」
「すごいよ、すみれちゃん!」
「ううん、知美ちゃんのおかげだよ」
「ほんとう、すばらしいですわ。今の、すみれちゃんの勇姿もバッチリ
撮影できましたわ〜」
「はぅ」
あたしの頭におっきな汗が浮いた。

「ケロちゃん、このカード、グルー(膠)って書いてあるよ」
「なるほど、それで卵のカラや試験管をくっつけてたんやな。
さくらカードには無いカードや」
「そうなんだ。あれ、ママ、どうかしたの?」
ママは、バブルのカードさんをじっと見つめている。
「初めてなんだ。バブルのカードを、ケロちゃんの洗濯以外に使ったの」
(コケッ)
ケロちゃんがこけた。
「洗濯って・・・わいのことをぬいぐるみみたい言わんといてくれ!
わいは、封印の獣、ケルベロスや!」
「ごめん、ごめん。さぁ、新しいカードも封印できたし、帰りましょう。
もう、冷蔵庫のゼリーも冷えている頃だしね」
「うん!」
「わ〜い!ゼリーやぁ!」
「ケロちゃん、食い意地はってるぅ」
「ほんとですわぁ」

「・・・今回は出番はなかったようですね」
「そうだね。さすが、さくらさんにすみれさんだ」
友枝小を見下ろすビルの上で、そんな会話をする2人がいた。

次回予告
ねぇ、ケロちゃん、グルーのカードさんて、ケロちゃんよりも前に
創られたんだよね。
クロウさんって、どんなふうにカードを創っていたのかな?
え、話せば長くなるんだって?
・・・そう、そんなことがあったんだ。

カードキャプターさくらと小狼のこどもたち
すみれとカードの物語

次回もすみれと一緒に
さくらと一緒に
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